沖縄本島から南東へわずか数キロ。
そこに「神の島」と呼ばれる場所があるのをご存知でしょうか?
それが 久高島(くだかじま)。
琉球神話の聖地として今もなお神聖視されるこの島は、ただの観光地ではありません。
静寂な空気、透き通る海、そこに暮らす人々の暮らし…。
久高島は「心を整える旅」をしたいあなたに、そっと寄り添ってくれる場所です。
この記事では、久高島の基本情報からアクセス方法、観光スポット、行く前に知っておきたい注意点まで、余すところなくご紹介します。
久高島とは?|「神の島」と呼ばれる理由
久高島は、琉球神話において「神が最初に降り立った場所」とされる島。
古くから「神行(カミーイ)」と呼ばれる祭事が今も続いており、島全体が御嶽(うたき)といっても過言ではありません。
実際に島の各所には立ち入り禁止の神域があり、そこには今も「祈り」の文化が息づいています。
このような背景から、久高島は「観光地でありながら、単なる観光地ではない」という独特の立ち位置を持っています。
久高島にお越しになる方へ(島のルール) | 久高島公式サイト|久高のシマ時間
久高島へのアクセス方法|日帰りも可能!
安座真港(あざまこう)からフェリー or 高速船で
久高島へは、沖縄本島・南城市の安座真港から出ている船を使います。
| 交通手段 | 所要時間 | 料金(片道) |
|---|---|---|
| フェリー | 約25分 | 約730円 |
| 高速船 | 約15分 | 約790円 |
1日4~6便ほど出ていますが、天候によっては欠航もあるので、事前に【久高海運】の公式サイトで確認するのがおすすめです。
※人気のある時間帯は満席になることもあるため、早めの到着が安心です。
久高島の観光スポット5選

フボー御嶽(うたき)|立ち入り禁止の聖域

久高島の中でも最も神聖とされている場所。観光ガイドブックにも必ず登場しますが、立ち入りは禁止されています。
入口まで行けますが、写真撮影や軽い気持ちでの訪問はNG。
“見る”ではなく“敬う”という気持ちが大切です。
カベール岬|神が降り立った場所

久高島の東端にある岬。琉球の創世神「アマミキヨ」が降り立ったとされる伝説の場所です。
どこまでも続く青い海、静けさ、潮の香り。まさに“祈りの景色”がそこにあります。
イシキ浜|神事が行われる浜辺

白い砂と透明な海が広がるこの浜は、神事の際に使用される重要な場所。
観光客の立ち入りは可能ですが、泳いだり、砂を持ち帰る行為は禁止。
「自然と共に生きる」島の価値観を体感できるスポットです。
島内の民宿や売店|素朴な島暮らしを体験
島にはいくつかの民宿や売店がありますが、24時間営業のコンビニなどは一切ありません。
その不便さがむしろ“贅沢”に感じられる、そんな時間を過ごせます。
電動アシスト自転車で島巡り
久高島の外周は約8km。レンタサイクル(特に電動自転車)でのんびり島を1周するのが人気です。
車はほとんど走っておらず、静かな時間を楽しめます。
久高島観光の注意点
1. 立ち入り禁止区域がある

前述のフボー御嶽をはじめ、島には立ち入り禁止の聖域が複数あります。
ガイド付きツアーを利用すれば、ルールを守りながら深い理解が得られるのでおすすめです。
2. マナーを守ろう
- 水着での島内移動は禁止(海から上がったら着替える)
- ゴミは必ず持ち帰る
- 静かに話す、祈りの場では無言を貫く
これらは、島を守る最低限のマナーです。
久高島は“観光地”である前に、“生活の場”であり“祈りの場”なのです。
3. 台風・風の影響に注意
高速船は波に弱く、風の強い日にはすぐ欠航になります。
旅行計画は天気と相談しながら、予備日も確保しておくと安心です。
久高島でできる体験
- 地元の人が語る琉球神話を聞く
- 地産の食材を使った料理を味わう
- 日の出や満天の星空を静かに眺める
とくに、朝焼けと夕焼けの美しさは言葉にならないレベル。
晴れていれば、空と海と自分だけの世界に包まれます。
実際に訪れた人の声(口コミ)
「観光っていうより、“学び”でした。こんなに心が静かになる島は初めて。」(30代・女性)
「自転車でぐるっと回って3時間。自然と神話の気配を感じながら、涙が出ました。」(40代・男性)
「何もないけど、それがいい。時間が止まってるみたいでした。」(20代・男性)
久高島観光に向いている人・向いていない人
向いている人
- 静かでスピリチュアルな旅がしたい人
- 沖縄のディープな文化に触れたい人
- せかせかしない時間を求めている人
向いていない人
- アクティビティやショッピング目的の人
- 便利さや快適さを求める人
まとめ|「神の島」でしか得られない時間がある
久高島は、派手な観光地ではありません。
でも、ここには本物の“癒し”と“祈り”が存在しています。
島の人々の暮らし、神話の名残、自然の美しさ。
それらすべてが融合したこの島は、まさに「神の島」と呼ぶにふさわしい存在です。
もし、あなたが「最近ちょっと疲れたな…」と思っているなら、久高島はきっと力をくれます。
💬 あなたに伝えたい一言
便利さはない。でも、心を整える旅になる。
久高島は、そういう場所です。
補足①:久高島の“神事の歴史”と禁制の文化|なぜ「神の島」なのか?
久高島が「神の島」とされる背景には、古代琉球から続く信仰の中心地としての歴史があります。
なかでも重要なのが、女性の神職「ノロ」や「ツカサ」たちの存在です。
琉球王朝時代、久高島は国王の命によって最も神聖な儀式が執り行われる場所とされていました。
王府の女性神官たちはこの島を訪れ、国の安寧や五穀豊穣を祈願していたと伝えられています。
男性禁制・女性禁制の場所が存在する
久高島にはいくつかの**聖域(御嶽・うたき)**がありますが、それぞれに厳格なルールが存在しています。
- フボー御嶽(男性禁制)
かつては、女性神職のみが立ち入れる神聖な場所で、男性の立ち入りは厳禁とされていました。
現在も入口には注意書きがあり、観光客の立ち入りは禁止されています。 - 特定の浜辺(女性禁制)
一方で、海神(ウンジャミ)に関連する祭事に使われる浜辺では、女性の立ち入りが禁じられていた場所も存在しました。
これは、神事に必要な“穢れなき状態”を保つためと考えられています。
このように、久高島では性別によって立ち入りが制限される場所があるという独特の文化があります。
それは「差別」ではなく、**神との約束を守るための“祈りの構造”**なのです。
ノロ神と“御嶽社会”の存在
久高島を含む沖縄の離島文化では、男性の権力者よりも、ノロと呼ばれる女性の神職の方が強い影響力を持っていた時代があります。
特に久高島はその中心地とされ、「ノロ神の中のノロ神」が祀られた場所とされることもあります。
彼女たちは、村の繁栄・病気除け・航海安全などを祈る“神との仲介者”であり、地域社会を霊的に支える存在でした。
現代に残る“祈りのかたち”
現在でも久高島では、一般非公開の祭事「イザイホー」が行われてきました(※1978年以降開催されていません)。
この祭事は12年に一度、島の神女たちが一堂に会する儀式で、観光客は一切立ち入りできない神聖なものでした。
この“祈りのかたち”があるからこそ、久高島は「神の島」と呼ばれ続けているのです。
補足②久高島と“霊感”|スピリチュアルな感覚が強まる島?
「久高島に行ったら、なんだか“感じた”…」
「神聖すぎて、圧倒されて涙が出てきた」
そんな声をネット上でも時々見かけます。
実際、久高島は琉球神話の発祥地であり、長い年月をかけて祈りが積み重ねられてきた“場”です。
霊感があるとされる人たちの間でも、「エネルギーが強い島」として知られています。
実際の口コミから見る“感じた体験”
「カベール岬に立った瞬間、胸がズーンと重くなった。何かが通った感じがした」(30代・女性)
「神域の近くに行くと、鳥肌が立って足がすくんだ。でも怖いというより“畏れ”だった」(40代・男性)
「日没の時間、空と海の境目がなくなって、自分が消えていくような不思議な感覚があった」(20代・女性)
こうした声が物語るのは、久高島が**「ただの自然豊かな離島」ではない**ということ。
たとえ霊感が強くない人でも、**空気の“張り”や“場の力”**のようなものを感じることがあるかもしれません。
行く前に心がけたい“気持ちの準備”
霊感がある人、または敏感な体質の方は、久高島に行く前に次のような心構えを持っておくと安心です。
- リスペクト(敬意)を忘れない
久高島は「観光地」ではなく「祈りの場」。軽い気持ちやふざけた態度はNGです。 - 体調が悪いときは無理をしない
霊的なエネルギーに敏感な方は、体調が整っていないと受けやすくなる傾向があります。 - 写真や動画をむやみに撮らない
神域や拝所の周辺は、撮影が禁止されている場所も。場合によっては写してはいけないものが…という噂も。
「怖い島」ではない。でも、“敬う島”
「霊感があると怖い?」と感じる方もいるかもしれませんが、久高島は決して“呪われた島”のようなものではありません。
むしろ、「静かで、優しく包み込むような空気がある」と語る人も多いです。
ただし、それはあくまでも敬意をもって接したときに感じられる“温かさ”。
軽はずみに聖域に立ち入ったり、ふざけたりすれば、歓迎されない“気”を感じることもあるかもしれません。
まとめ|感じるかどうかより、心をひらいて
霊感がある・ないに関わらず、久高島は“感じる島”です。
それは、空気の匂いだったり、潮の音だったり、風の向きだったり、
五感を研ぎ澄ますことで得られる“自然との対話”。
あなたの中の何かが、ふと目覚めるような体験になるかもしれません。
関連する記事


コメント