オールカントリー、買うタイミングで迷っていませんか?
つみたてNISAやiDeCoで大人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オールカントリー)」。
長期積立が基本と分かっていても、どうせなら「買うのに有利なシーズン」があるのか気になりますよね。
実は、過去50年の世界株式のデータを振り返ると、季節ごとに“勝ちやすい月・負けやすい月”の傾向が見えてきます。
この記事では、MSCI WorldやACWIといった世界株指数を使い、4月〜12月の月別パフォーマンスの傾向を整理しました。
季節性の全体像:冬は強く、秋は要注意
長期統計で確認されるのが、
- 11月〜4月が強い(冬相場)
- 8月・9月が弱い(夏〜秋相場)
というシーズナリティです。
欧米では「Sell in May and go away(5月に売って夏は休め)」や「Halloween Effect(10月末に買え)」という格言もあります。
もちろん毎年必ず当たるわけではありませんが、資金フローや投資家の行動習慣が季節に影響するのは事実です。
4月〜12月の月別傾向まとめ
以下は過去50年のMSCI Worldなどを元にした「方向性マップ」です。
(強弱の基準は、平均リターンや出現頻度に基づく傾向値です)
- 4月:強い月
春の締めくくりで好調。世界株でも安定したプラス傾向。 - 5月:中立〜やや弱
“Sell in May”が有名ですが、マイナス固定ではなく「冬ほど強くない」程度。 - 6月:中立
大きな偏りはなく、平均的。 - 7月:やや強い
夏場では比較的好調な月。配当再投資や資金流入が寄与。 - 8月:やや弱い
欧州のバカンス期で流動性が下がり、値動きが不安定に。平均リターンも低め。 - 9月:最弱の月
世界的に下落しやすい月。米国市場も含めて「株式市場の鬼門」とされる。 - 10月:中立〜やや強い
クラッシュの歴史があり恐れられるが、平均ではプラス寄り。年末ラリーの助走になることも。 - 11月:強い月
冬相場の始まり。資金流入が強まり、安定して上昇しやすい。 - 12月:強い月
「サンタクロース・ラリー」で堅調。年末の株高アノマリーの常連。
なぜ季節で変わるのか?
- 投資家の資金フロー(配当再投資、ボーナス投資、決算期など)
- 取引量の減少(夏場は市場参加者が減る)
- マクロ要因(政策発表、税調整、年末要因など)
こうした要素が組み合わさり、世界中で似たようなパターンが生じると考えられています。
投資戦略としてどう使う?
- 買い増し強化ゾーン
→ 4月・11月・12月は「ボーナス投資」や「追加購入」のタイミングとして前向きに検討できる。 - 積立の継続が武器になるゾーン
→ 8月・9月の下落期はむしろ「安く口数を仕込める」好機。ドルコスト平均法が活きる。 - 注意点
→ 季節性はあくまで傾向。完全に売り買いを切り替えると「見逃し益」が出る可能性が高い。
→ 基本は毎月積立を継続しつつ、「買い増しやリバランスで季節性を意識する」くらいがちょうどいい。
まとめ
- 強い月は4月・11月・12月
- 弱い月は8月・9月(特に9月がワースト)
- 積立投資が基本、季節性は上乗せ戦略
オールカントリーは「世界中に分散して長期で持つ」ことで力を発揮します。
短期のタイミングに惑わされず、淡々と積み立てつつ、ボーナス時や買い増し時に季節性を少し意識するのが現実的な投資法といえるでしょう。
✍️ 記者プロフィール
たかゆき(生活向上ちゃんねる)
沖縄を拠点に、資産運用・不動産・ガジェット・生活改善情報を発信。数字とデータに基づいた実践的な記事を心がけています。
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