マンションや戸建てを購入する際、多くの方が利用するのが「住宅ローン」。その際にほぼ必須となるのが 団体信用生命保険(団信) です。名前はよく聞くけれど、「何に備えるもの?」「注意点は?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、わかりやすく解説します。
団体信用生命保険(団信)とは
団信とは、住宅ローン契約者が死亡または高度障害になった場合、残りの住宅ローンが保険で完済される仕組み のことです。
加入者は銀行など金融機関を通じて生命保険に加入し、万一のときに家族へローン返済の負担が残らないように守ります。
加入条件
- 原則として 住宅ローン契約時に同時加入(金融機関が加入を義務付けているケースが大半)
- 健康状態の告知が必要(持病がある場合は加入が難しい場合もあり)
- 金融機関によっては「ワイド団信」など持病があっても加入できる商品あり
保険料について
- 保険料は 金利に上乗せされるタイプ が主流(例:年0.1%上乗せなど)
- 金利に含まれているケースもあり、別途負担が見えにくい場合もある
- 金利優遇キャンペーンで「団信込みの金利」として提示されることも多い
団信の種類
1. 基本型(死亡・高度障害保障)
→ 契約者が亡くなるか高度障害になった場合、残債を保険で完済。
2. 三大疾病団信
→ がん・急性心筋梗塞・脳卒中になった場合も保障対象。
金利上乗せはおおよそ +0.2〜0.3%程度。
3. 八大疾病団信
→ 三大疾病に加え、慢性腎不全・肝硬変などを含む場合もあり。
4. 全疾病保障型
→ 一定期間以上働けない状態(就業不能)になった場合に返済を肩代わり。
ローンを組むときの注意点
- 健康状態の告知義務
- 加入時に病歴や通院歴の告知が必要。虚偽申告があると保険金が下りない可能性あり。
- 保障範囲の違いを確認
- 金利に含まれる「基本型」か、オプションで「三大疾病型」なのかを確認。
- 金利上乗せのコスト試算
- 団信オプションは安心感がある一方で、金利が0.2~0.3%上がると総返済額が数百万円増えることも。
- 夫婦共有ローンの場合の扱い
- 夫婦でペアローンを組む場合、それぞれが団信に入るか、片方のみかで保障範囲が変わる。
- 代替手段の有無
- 団信に加入できない場合は、生命保険の死亡保障額を増やして代用する方法もある。
では「5,000万円の住宅を50年ローンで購入する場合」に、団体信用生命保険(団信)あり・なしで総返済額がどのくらい変わるかをシミュレーションしてみます。
前提条件(仮定)
- 借入額:5,000万円
- 返済期間:50年(600回払い)
- 金利:固定 1.0%(団信なしの場合)
- 団信ありの場合:金利+0.2%(1.2%で計算)
- 元利均等返済方式
※実際の金利条件や団信料は銀行によって異なりますが、一般的な上乗せ幅(0.2%程度)を使いました。
月々の返済額と総返済額
団信なし(金利 1.0%)
- 月々の返済額:約 131,400円
- 総返済額:約 7,880万円
団信あり(金利 1.2%)
- 月々の返済額:約 136,400円
- 総返済額:約 8,180万円
差額
- 月の負担差:約 5,000円
- 総返済額の差:約 300万円
どう考えるか?
- 団信なし → 月5,000円安い。ただし死亡・高度障害時にローンが残り、家族が返済を背負うリスクあり。
- 団信あり → 月5,000円余分に払うが、もしものときは残債がゼロになり、家族は家を失わずに済む。
つまり、50年ローンの場合「約300万円の保険料で5,000万円の保障」を買うイメージです。
✅ まとめ
団信あり=コストは増えるが、リスクヘッジ効果が非常に大きい。
団信なし=返済総額は減るが、家族の生活リスクは跳ね上がる。
団信と生保の比較表
| 項目 | 団信 | 生命保険 |
|---|---|---|
| 保障対象 | 住宅ローン残債のみ | 契約金額(自由に使える) |
| コスト | 金利上乗せ(例:50年で+300万) | 月払い(50年で600〜1200万超もあり) |
| 加入条件 | ローン契約時に必須(健康告知あり) | 任意加入(保険会社ごとに条件) |
| 期間 | ローン完済まで | 任意(10年〜80歳まで等) |
| メリット | 安価でローン残債ゼロ化 | 家族の生活費・教育費も確保可能 |
| デメリット | 生活費は残せない | 保険料が団信より高額になりやすい |
4. どう使い分ける?
- 団信だけ
→ ローン返済リスクを消す最低限の備え。共働きで収入が安定している世帯向き。 - 団信+生命保険
→ 団信で「住居」を守り、生命保険で「生活費・教育費」をカバーする組み合わせが安心。 - 団信に入れない場合(健康上の理由など)
→ 生命保険で「ローン残債分」をカバーする必要がある。
✅ まとめ
団信は「住宅ローン完済の保険」=コスパ抜群。
生命保険は「家族の生活を守る保険」=広く守れるけどコストは大きい。
つまり、団信で家を守り、生保で生活費を守るのが現実的な組み合わせです。
団信がお得な点
- 住宅ローン専用の保険なので、必要な保障額=ローン残債にぴったりフィット
- 金利上乗せ方式のため、一般的に 生命保険よりコストが安い
- 万一のときに、手続き不要で「自動的にローン完済」になる
- 例:5,000万円・50年ローン → 金利+0.2%なら総コスト約300万円で5,000万円の保障
生保がお得な点
- 使い道が自由:ローン返済にも、生活費や教育費にも使える
- 保険金は一括でまとまった金額が出る
- 家族の生活を幅広く守れる(団信はローンしか消えない)
- 例:同じ5,000万円の死亡保障 → 30歳男性・定期保険なら月1〜2万円=総額600万〜1200万円超
コスト比較イメージ(30歳男性、5,000万円保障・50年)
| 項目 | 団信 | 定期保険(生保) |
|---|---|---|
| 保険料の総額(目安) | 約300万円(ローン金利上乗せ0.2%の場合) | 約600万〜1200万円 |
| 保障対象 | 住宅ローン残債のみ | 自由(ローン+生活費など) |
| 万一の時 | ローン完済(家は残る) | 現金を家族が受け取る |
👉 純粋に「住宅ローン保障」だけなら団信の方が圧倒的にお得。
どちらがベストか?
- 団信だけ
→ 住宅ローンの残債を消す最低限の安心が欲しい人向け。共働き世帯など。 - 団信+生保(併用)
→ 「家は団信で守り、生活費は生保で守る」のが王道。特に子育て世帯はこのパターンが安心。 - 生保だけ(団信に加入できない場合)
→ 健康上の理由で団信NGなら、生保でローン残債分をカバー。
まとめ
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン利用時の安心を担保する大切な仕組みです。
✅ 契約者に万一があってもローン残債はゼロになる
✅ 金利に含まれていることが多いが、追加保障は金利上乗せあり
✅ 自分や家族のライフプランに合った団信タイプを選ぶことが重要
「金利優遇に目が行きがち」ですが、団信の内容=家族の安心度 に直結します。ローン契約時は必ずチェックしておくべきポイントです。
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