【速報・解説】沖縄で「エトミデート密売組織」摘発 若者100人規模の「匿流(とくりゅう)」グループ壊滅へ

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たかゆき 沖縄移住ザウルスをフォローする
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沖縄県警は2025年11月13日までに、鎮静剤「エトミデート」を販売目的で所持していたとして、
福岡市博多区の無職の男(21)を医薬品医療機器法違反(販売目的貯蔵)などの疑いで逮捕しました。

この男は、沖縄県内で活動する匿名・流動型犯罪グループ「匿流(とくりゅう)」の一員であり、
違法薬物密売組織「69(シックスナイン)」のトップ
とされています。

沖縄の若者たちの間で流行していた“エトミデート”の多くが、この組織によって密売されていたことが判明しました。
逮捕は、エトミデート販売目的での全国初のケースです。


事件の概要

  • 容疑者:福岡市博多区在住の無職・男(21)
  • 逮捕容疑:医薬品医療機器法違反(販売目的貯蔵)
  • 押収品:エトミデートを含む液体 約63.84g(カートリッジ約30本)
  • 所在地:浦添市仲西の自宅(当時)
  • 発覚経緯:恐喝未遂事件での家宅捜索中に発見
  • 時期:2025年3月25日に貯蔵、10月に再逮捕

県警組織犯罪対策課によると、
「シックスナイン」は県内10〜20代の若者を中心とするグループで、
最大100人規模にのぼっていたといいます。

活動は県内全域に広がり、
エトミデートのほか大麻リキッドやMDMAなども扱っていたとみられています。


密売の実態と組織の特徴

県警の調べでは、グループは

  • 匿名通信アプリ「Signal」「Telegram」
  • SNS「X(旧Twitter)」

などを活用し、口コミや紹介制で客を増やしていたとされています。

いわゆる“ダークウェブ的流通”の手口を、若者たちがSNS上で模倣していた形です。
「匿流」というグループ名も、「匿名で流動的に動く」ことを意味するものとみられています。

実際に逮捕者の多くは20歳前後。
匿名性の高いアプリ文化や闇バイト構造と結びついた、**“SNS時代の地下型薬物ネットワーク”**が見えます。


「エトミデート」とは?

エトミデート(Etomidate)は、本来医療用の麻酔導入剤・鎮静剤として海外で使用されている薬物。
しかし、日本では医薬品として未承認。

過剰摂取すると以下のような危険が報告されています:

  • 手足のけいれん
  • 意識混濁
  • 幻覚やふらつき
  • 呼吸抑制
  • 最悪の場合、昏睡・死亡のリスク

その作用と依存性から、SNS上では**「ゾンビたばこ」と呼ばれ、若者の間で誤用・乱用が急増していました。
2025年5月に
指定薬物**に追加されたばかりであり、摘発は全国的に見ても増加傾向にあります。


沖縄県内での流行と摘発状況

県警によると、エトミデートに関する摘発は5月以降急増
2025年9月末までに、県内で少なくとも10人が逮捕・書類送検されています。
その大半が、今回摘発された「シックスナイン」関係者から購入していたとのこと。

つまり、沖縄で流通していたエトミデートのほとんどが同一組織ルートによるもので、
若者同士のSNSつながりを介して拡散していた実態が浮かび上がります。


暴力団関与の可能性も捜査中

組織犯罪対策課は、シックスナインが暴力団とつながっていた可能性も視野に入れて捜査を継続。
福岡を拠点に資金洗浄や供給ルートが広がっていた疑いもあるため、
九州全域に波及する可能性も否定できません。

今回逮捕されたトップの男は、10月に福岡で大麻所持で現行犯逮捕されており、
その捜査の過程で沖縄との密売ルートが特定されたとみられます。


県警のコメントと今後の焦点

沖縄県警は次のように発表しています:

「エトミデート販売目的での摘発は全国初。若者間に広がる薬物乱用の実態を深刻に受け止めている。
今後もSNSを通じた違法薬物の拡散防止と、青少年の啓発活動を強化する。」

SNS時代の犯罪は、
匿名性が高く実態がつかみにくいため、早期の法整備と教育現場での対策が急務といえます。


背景:若者を取り込む「闇経済の構造」

こうした地下型組織の根底には、

  • SNSでの“匿名のつながり”
  • 現金以外(暗号資産やプリペイドカード)での取引
  • 「軽い気持ちで稼げる」闇バイト文化
    などがあり、地方都市でも急速に拡大しています。

特に沖縄では、
観光地・リゾート地としての流動性が高く、
「地元外から来た若者」が簡単に組織に吸収されやすい構造が問題視されています。


専門家コメント(要約)

心理学者や犯罪社会学者によると、
「“匿流”のような新型犯罪グループは、従来の暴力団や半グレとは異なり、
SNSを通じて『仲間感覚』で形成されるため、自己防衛意識が希薄になりやすい」とのこと。

また、「“リカバリー”や“ゾンビたばこ”などの俗称が、若者に“危険ではなく面白そう”という誤解を与えている」
という指摘もあります。


まとめ:SNS時代の“見えない薬物汚染”

  • 沖縄発の「匿流」グループ摘発は、SNS密売組織の全国初ケース
  • エトミデートのような新型薬物は、若者間で“遊び感覚”として拡散
  • 暴力団・闇バイト構造との接点も浮上
  • SNS上の匿名取引への法的・教育的対策が急務

今回の摘発は、**沖縄の薬物汚染の「氷山の一角」**ともいえます。
SNSでつながる闇経済の実態をどう防ぐか、
地域・学校・警察の連携が問われています。


※この記事は報道発表・県警資料などを基に再構成しています。
若年層への薬物拡散防止を目的とした社会的啓発の観点から執筆しています。

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