沖縄県中部に位置する北中城村(きたなかぐすくそん)が、自治体として県内初となる取り組みをスタートさせました。
それはなんと、フリマアプリ「メルカリ」に公式ショップを開設し、庁舎内の不要備品を販売するという画期的なアイデア!廃棄されるはずだった一眼レフカメラや顕微鏡などが、再び価値ある品として新たな持ち主の元へ渡るこの仕組み。
その売り上げは村の財源に還元され、住民サービスの向上にも役立てられます。
この記事では、この先進的な取り組みの背景や目的、今後の展望について詳しく解説していきます。

北中城村が「メルカリ」ショップ開設!自治体がフリマアプリを活用する時代へ

使わなくなった備品が財源になる仕組み
沖縄県初!30都道府県目は、北中城村が「メルカリShops」での備品等の販売を開始 – merpoli(メルポリ)|メルカリグループの政策企画ブログ
2024年4月、北中城村は「メルカリ」内に公式アカウントを開設し、庁舎内で不要となった物品の出品を開始しました。
たとえば、これまで廃棄対象だった以下のような品々:
- フィルム式の一眼レフカメラ
- 学校や研究施設で使われていた顕微鏡
- 使用年数は経過しているが、動作に問題のない機器類
これらをメルカリに出品し、その販売益を村の財源として再活用するというユニークな制度です。
沖縄県内では、自治体がメルカリに公式ショップを構えるのはこれが初となり、他の市町村からも注目を集めています。
取り組みの背景|「循環型社会」と「財政健全化」を両立
北中城村がこの取り組みをスタートさせた背景には、以下の2つのキーワードがあります。
1. SDGs・環境配慮への貢献
「使える物を捨てずに再利用する」ことは、SDGs(持続可能な開発目標)でも重要視されている価値観です。
自治体が率先して不要品をリユースし、廃棄物削減を推進する姿勢は、住民にとっても大きなメッセージになります。
2. 財政の効率化・住民サービスの強化
廃棄にかかる処分費用の削減に加え、販売益を地域振興や住民サービスに還元することで、財政的にもメリットがあります。
これまで“ただ捨てられていたもの”が、地域の未来を支える資源に生まれ変わるという仕組みは、自治体運営の新たなモデルとして非常に注目されています。
村長コメント「環境・地域・行政の好循環を」
今回のプロジェクトについて、比嘉孝則・北中城村長は次のように語っています。
「環境保全、地域活性化、自治体運営の新たなモデルとなる意義深い一歩だと確信しています」
この発言からもわかるように、北中城村では単なる“不要品処理”という枠を超えて、環境・地域・行政が連動する循環型の社会づくりを目指しているのです。
教育分野への波及効果|子どもたちにSDGsを体感させる機会に
北中城村では、このメルカリ出品の取り組みを学校教育とも連動させたい考えを持っています。
たとえば:
- 児童生徒に「ものの価値」や「循環型社会」について考える授業を行う
- 実際に出品作業の一部を体験させることで、職業体験や起業教育につなげる
- 村の売上を学校や教育関連施設に還元する取り組みの検討
「体験」を通じてSDGsを学ぶというアプローチは、これからの教育現場でも大いに期待されています。
今後の展望と注目ポイント
北中城村のこの試みは、他の沖縄県内自治体や全国の市町村にとっても参考になるモデルです。
想定される展開例:
- 村内の学校・公民館・図書館など他施設からの出品拡大
- フリマアプリ以外のデジタルマーケットとの連携(例:Yahoo!オークションや楽天ラクマ)
- 住民参加型の「物品リユース推進イベント」の開催
今後、「自治体が中古品を出品する」ことが当たり前になる時代が来るかもしれません。
誰にとってうれしい取り組み?
このような循環型のリユース活動は、さまざまな層にメリットがあります。
- 住民: 村のサービスが充実する・ごみが減る
- 企業: 環境に配慮する村との連携機会が増える
- 教育機関: 子どもたちに実践的な学びの場を提供
- 環境保護団体: 地域発の取り組みを応援しやすい
行政から始まる「サステナブルな社会づくり」は、多くの人にポジティブな影響をもたらしていくはずです。
【まとめ】北中城村の「メルカリ活用」から始まる、地域資源の再発見
北中城村が始めた“メルカリを使った備品出品”は、単なる不要品処理ではありません。
それは、資源を再利用し、地域の未来に投資し、子どもたちに学びのきっかけを与えるという、とても意義のある挑戦です。
今後、沖縄全体、そして全国の自治体にこの動きが広がることで、もっと住みよい社会が生まれていくことでしょう。
これからも北中城村の動向に注目していきたいですね。


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